ナポレオンの問題の作図
問題:定規を使わずに、コンパスだけで、中心のわからない円の中心を作図しましょう。(この問題では直線が引けません)
道具を選んで、点をタップ(クリック)して作図します。線や円の交点は自動で点になります。何もない所をドラッグすると図を動かせます。
作図の手順
手順を表示する(ネタバレ注意)
- 円の上に好きな点Aをとります。
- 円の内側に点Xをとります(Aとの距離が、円の半径くらいになる場所)。
- Aを中心に、Xを通る円をかき、もとの円との交点をB、B′ とします。
- Bを中心に、Aを通る円をかきます。
- B′ を中心に、Aを通る円をかき、A ではない方の交点をCとします。
- Cを中心に、Aを通る円をかき、Aを中心とする円との交点をD、D′ とします。
- Dを中心に、Aを通る円をかきます。
- D′ を中心に、Aを通る円をかけば、A ではない方の交点Oが、もとの円の中心です。
なぜこれで作図できるのか
解説を表示する(ネタバレ注意)
Aを中心とする半径 ρ の円を考えます。Cは直線BB′ についてAと線対称な点、Oは直線DD′ についてAと線対称な点です。
もとの円の半径を r とすると、計算により AC = ρ²/r、AO = ρ²/AC = r となります。しかもOは、AとCを結ぶ直線(もとの円の中心を通る直線)の上にあるので、Oがもとの円の中心です。
この2回の「折り返し」は、Aを中心とする円に関する「反転」という変換になっていて、もとの円(Aを通る円)は反転で直線BB′ にうつります。それを手がかりに中心を割り出しているのです。
豆知識
ナポレオン・ボナパルトは数学好きで、この問題を出題したと伝えられています。前の問題「円の中心」と同じことを、コンパスだけで達成しています。
コメント
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